新製品「MELSEC iQ-Rシリーズ」は、現行シリーズから処理能力と速度を約40倍に改善。また、ソフトウェアを構造化する「構造化プログラム」の操作性向上によって開発工数を削減するなどしている。
三菱電機は2014年6月30日、TCO削減とセキュリティ機能の強化を図った汎用シーケンサ(プログラマブルコントローラー、PLC)の新製品「MELSEC iQ-Rシリーズ」64機種を発売した。
MELSEC iQ-Rシリーズは、新開発の高速システムバスによって、現行の「MELSEC−Qシリーズ」から処理能力と速度を約40倍に改善させた。また、ソフトウェアを構造化する「構造化プログラム」の操作性向上によって開発工数を削減。さらにシーケンサ内部の生産・情報データや、操作履歴を自動保存することによって、トラブル時のメンテナンス工数削減を図っている。
さらにプログラム資産の流出を防ぐ「セキュリティキー認証機能」を搭載。ネットワークで接続されたシーケンサと同期して動作させることにより、制御周期のばらつきを抑制、製造品質を安定化させるという。
現行のMELSEC−Qシリーズ用に用意したプログラムや、入出力ユニット、端子台をそのまま利用することも可能になっている。
価格は、シーケンサCPUが12万円〜68万円、モーションコントローラーは制御軸数が最大16軸の「R16MTCPU」が30万8000円、最大32軸の「R32MTCPU」が50万円(全て税別)。2014年度に2万台の販売を目指す。
MONOist FAフォーラムのメールマガジンの配信をスタートしました。FAニュースをはじめ、PLCや産業用ネットワーク、産業用ロボット、インダストリー4.0など注目の話題をまとめてお届けしています。
ぜひ、メルマガ配信のご登録をお願い致します。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.