安川電機、ACサーボドライブシリーズに小型・軽量・高性能なサーボパックを追加FAニュース

Σ-Vシリーズの制御性能や使いやすさを継承しつつ、小型化、軽量化した多軸制御のサーボパックとなっている。指令インタフェースはモーションネットワークMECHATROLINKIIIに対応、耐振動性能も49m/s2(5G)まで対応している。

» 2014年07月11日 10時30分 公開
[MONOist]

 安川電機は2014年6月24日、ACサーボドライブ「Σ-V(シグマ・ファイブ)」シリーズに、小型・軽量・高性能な多軸サーボパック「Σ-V-MD」シリーズを追加したと発表した。超小型ACサーボモータΣ-Vminiの駆動用となる。

 Σ-V-MDは、Σ-Vシリーズの制御性能や使いやすさを継承しつつ、小型化・軽量化された多軸サーボパック。コンパクトな基板タイプのサーボドライバによって、従来のΣ-Vmini型サーボパックと比べ、最大約60%の体積を削減し、装置の省スペース化を可能にした。

 また、指令インタフェースはモーションネットワークMECHATROLINKIIIに対応し、電源や通信ケーブルの接続本数を大幅に削減(8軸の場合では約8分の1)している。さらに、耐振動性能は従来製品の10倍となる49m/s2(5G)まで対応。これにより装置可動部へのサーボドライバの搭載が可能になり、装置固定部と可動部のケーブル配線数を削減できる。

 同シリーズには、フレキシブルな軸数に対応可能な「A01形」(4軸、8軸、12軸)と、多軸一体でコンパクトな「A02形」(8軸一体形)がある。電子部品実装装置、半導体製造装置、ロボット・AGV(無人搬送車)のバッテリー駆動の搬送システムなど、サーボモータを複数軸使用する装置に対応している。また、各種規格(CEマーキング、RoHS指令、KCマーク)にも対応し、ヨーロッパ、アメリカ、アジア各国でも使用可能。

 同社では、2014年度の販売予定台数として100台/月を目指すとしている。

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