Appleの次期iOS「iOS 8」には、ヘルスケア管理アプリ「Health」が標準搭載される。このアプリによって、さまざまなメーカーのヘルスケア製品と連携が取りやすくなり、かつデータを一元管理できるようになる。
Appleは2014年6月2日(米国時間)、米国カリフォルニア州サンフランシスコで開催中の開発者イベント「Worldwide Developers Conference(WWDC)2014」で、次期iOSとなる「iOS 8」を発表した。
iOS 8に標準搭載されるアプリの1つに、ヘルスケア管理アプリ「Health」がある。このアプリを使えば、さまざまなヘルスケア機器との連携やデータ管理がしやすくなる。心拍、カロリー消費量、血糖値、コレステロール値といったデータを、ダッシュボードで一元管理できる。ユーザーにとって最も大きな利点は、あるメーカーのヘルスケア製品から別のメーカーの製品に切り替えても、データが失われることなく、以前のデータと連続性が取れることだ。
さらに、血液型やアレルギーなど、健康や生命にかかわる重要な情報を登録することもできる。
開発者向けには、「HealthKit」と呼ばれる開発キットを用意する。これにより、Healthと連動する機器/機能を開発しやすくなる。
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