日野自動車はマレーシア新工場での中小型トラックやバスの生産を開始した。生産能力は年産1万台だという。
日野自動車のマレーシアにおける製造子会社「日野モータース マニュファクチャリング マレーシア」(以下、日野マレーシア製造)は、2014年3月に新工場での生産を開始した。
新工場はクアラルンプールから南へ約70kmのネグリ・スンビラン州セレンバン市センダヤン工業団地に立地しており、敷地面積は約17万m2、建屋面積は2万m2。生産車種は中小型トラックやバスで、生産能力は年産1万台を保有するという。
日野自動車では、新工場の稼働開始により、インドネシア、タイに次ぐ主要市場に成長しつつあるマレーシアでの販売台数増加に対応できる十分な供給力を確保し、仕様や納期などに柔軟に対応できる体制を実現する狙いだ。また将来的には、インドネシアおよびタイで構築を進めている地域中核生産拠点との連携を強化し、域内生産供給体制の最適化を進めていく計画だという。
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