川崎重工は、インドネシアで二輪車生産工場の稼働を開始した。今回の新工場稼働によりインドネシアでの生産能力は年間25万台に拡充する。
川崎重工は2014年4月8日、インドネシアにおける現地法人PT.Kawasaki Motor Indonesia(KMI)において、二輪車生産工場(第2工場)の稼働を開始したことを発表した。
KMIでは、1995年からジャカルタ市内の第1工場で生産および完成車輸入による二輪車販売を行っているが、新工場はジャカルタ市郊外のブカシ県に立地。敷地面積は15万m2で、年間15万台の生産能力を持つという。既に稼働中の第1工場と合わせるとインドネシアでの生産能力は25万台に増える。
新工場では、当面はスポーツモデルである「ニンジャ 250SL」と「KLX 150」の2機種を生産する予定。今後は順次生産機種を拡大していくという。インドネシアは二輪車市場が急拡大しており、川崎重工でも需要拡大に対応していく狙いだ。同社では、2014年にインドネシア市場において年間20万台の販売を見込むとしている。
独立系中堅・中小企業の海外展開が進んでいます。「海外生産」コーナーでは、東アジア、ASEANを中心に、市場動向や商習慣、政治、風習などを、現地レポートで紹介しています。併せてご覧ください。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.