独自構造の採用でタクトタイムの短縮や使いやすさを向上。最大リーチを1999mmに拡大した。
パナソニック溶接システムは2014年3月17日、アーク溶接ロボットマニピュレーター TLシリーズ(ロングアームタイプ TL-1800/TL-2000)を発売した。
TLシリーズは、トーチケーブル外装型ロボットマニピュレーター TAシリーズロングアームタイプの基本性能を大幅に向上し、溶接に特化した独自構造を採用し、タクトタイムを短縮した。1月に発売したトーチケーブル内蔵・外装統合型マニピュレーター「TM-1800」に加え、最大リーチ1801mmで最大過般重量8kgの「TL-1800」と、最大リーチを1999mmに拡大した「TL-2000」で、長尺・大型ワーク向けのロングアームバリエーションを増やした。
新製品では駆動モーター容量と減速機定格を大きくして基本軸最大速度を従来機比116%に向上、タクトタイムを短縮して生産性を向上する。また溶接ワイヤ用コンジットおよび溶接ケーブルを内蔵する独自の旋回構造を採用し、ロボットの周囲との干渉を大幅に低減。さらに、旋回動作などによる溶接ワイヤ用コンジットの不要な動きを抑制することにより、安定したワイヤ送給を実現。溶接品質を向上した。
希望小売価格はオープン価格。
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