「SCビジネスフェア2014」に初出展したインテルのブースでは、システム開発などを手掛けるエンパシが「Atom E3800ファミリー」(Bay Trail)を搭載する10.1型の業務用決済タブレット端末「EM10」を展示。業務機器向け組み込みOS「Windows Embedded 8.1 Industry」を採用し、多数の決済方式に対応する。
インテルは、ショッピングセンター業界向け展示会「SCビジネスフェア2014」(会期:2014年1月22〜24日/場所:パシフィコ横浜)に初出展し、複数のパートナー企業とともにコンセプトモデルの展示や最新ソリューションを披露した。
パートナー企業の1社で、システム開発などを手掛けるエンパシは、「インテル Atom プロセッサー E3800(以下、Atom E3800)ファミリー」(Bay Trail)を搭載した、10.1型の業務用決済タブレット端末「EM10」(POS/決済システム)を展示。同製品は2014年春の発売を予定しており、展示会場では、飲食店での利用を想定したアプリケーションの実演とともに、さまざまなシーンに対応できる利便性をアピールしていた。
業務機器向け組み込みOSの最新版である「Windows Embedded 8.1 Industry」を採用する。外形寸法264×182×15mm、重さ980gの筺体に、2Gバイト(標準)のDDR3メモリ、64Gバイト(標準)のSSD、リア/フロントカメラ、GPS、各種センサー、各種無線通信機能などを搭載。さらに磁気カードリーダー、ICカードリーダー、NFCリーダー/ライターを標準搭載し、各種決済サービスに対応。決済端末に不可欠なPCI-PTS、DUKPT、EMV Level1/2にも準拠しており非常にセキュアであり、ボディもIP65に準拠している。
「製造もメイド・イン・ジャパンにこだわっている。Bay TrailとWindows Embedded 8.1 Industryを採用し、ここまで多機能な業務用決済タブレット端末は見たことがない。日本発、世界初の製品ではないか。EM10の発売後は7型サイズの端末も計画している」(説明員)。
デモアプリケーションとしては、店舗運営側が使用するPOSレジ機能、売上管理機能の他、来店客が使用するメニュー表示、セルフオーダー機能などが搭載されていた。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.