シャープは、PCレスでコンテンツ出力できるデジタルサイネージプレーヤー用モジュール「LR0G951」「LR0G952」をセットメーカーなどに向けて発売。デジタルサイネージプレーヤーを短期間で製品化できるとする。
シャープは2012年2月24日、PCレスでコンテンツ出力できるデジタルサイネージプレーヤー用モジュール「LR0G951(LVDS出力タイプ)」「LR0G952(DVI出力タイプ)」をセットメーカーなどに向けて発売すると発表した。
デジタルサイネージプレーヤーの主要機能を1枚のメイン基板に集積しており、デジタルサイネージプレーヤーを短期間で製品化できるとする。サンプル価格は5万円(税込)。サンプル出荷開始は2月28日、量産開始は3月12日とし、月産台数2000台の目標を掲げる。
同モジュールはメイン基板とリモコン受光基板、専用リモコンで構成される。メイン基板には、新たに自社開発した専用グラフィックエンジンを採用。従来のデジタルサイネージに必要なPC部を不要とし、PCの起動/終了を伴わずに電源をオン/オフできる手軽な操作性と低消費電力化を実現している。また、フルHDの静止画コンテンツにさまざまなアニメーション効果を加えることで、動画のように表示できる描画機能を搭載する。
さらに、リモコン操作だけで、表示コンテンツ(広告など)の選択、コンテンツ内の要素(画像、効果音、表示時間/効果など)の設定・変更、コンテンツスライドの再生順の設定などの編集が可能。同梱のコンテンツ作成ソフトウェアであらかじめ複数の表示コンテンツを用意しておけば、リモコン操作だけで容易に差し替え・更新ができるという。
同モジュールの主な仕様は以下の通りである。
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