荏原製作所は「ファクトリーイノベーション Week【秋】2026」の構成展の1つである「第5回 スマート工場EXPO 秋」において、状態監視システム「EBARAメンテナンスクラウド」を紹介した。
荏原製作所は「ファクトリーイノベーション Week【秋】2026」(2026年9月9〜11日、幕張メッセ)の構成展の1つである「第5回 スマート工場EXPO 秋」において、状態監視システム「EBARAメンテナンスクラウド」を紹介した。
EBARAメンテナンスクラウドは、クラウドを活用してポンプやモーター、送風機、冷却塔などの状態をリアルタイムで24時間遠隔監視するシステムだ。荏原製作所が独自開発したBluetooth対応の小型振動/温度センサー「QiDe」などのIoT(モノのインターネット)センサーと、各種のアナログ信号や接点信号をEBARAメンテナンスクラウドに取り込むためのセンサー入力ユニット「QiDe-i」、中継器となるゲートウェイで構成されている。
ユーザー側で用意した圧力センサーなどの信号を取り込み、クラウド上で一括管理することが可能で、電流センサーを設置することで機器の積算運転時間、使用電力なども記録できる。
機器の状態を数値やグラフとして可視化し、24時間データを計測する。2段階の閾値設定によって、注意または異常事象の発生時に自動的にアラートで通知する他、荏原製作所内の診断チームが内容を精査して故障原因や再発防止に向けた具体的な方法をレポートとして送付する。
機器に使用する電源の確保や中継器の配置など、荏原製作所で事前に現地調査を行い、必要な機器台数の算出から設置作業までサポートする。現在は無償モニターを募集しており、実際の効果を確認した上で正式に契約することも可能だ。使用する機器数に応じたサブスクリプション料金で利用できる。
「人による点検では、技術や経験によって能力に違いが生じてしまう。また、人手不足が深刻化する中で、技能の継承も困難になる。そうした中で、このようなシステムを使うことで点検品質を平準化していくことが有効になる。ユーザーにとっては24時間データを取り続けてくれる安心感も大きい。食品や飲料などポンプや送風機が多く稼働する工場で導入が進んでいる」(荏原製作所の説明員)
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