ニデックは代表取締役社長執行役員 兼 最高経営責任者の岸田光哉氏が辞任したことを発表した。なお、新たな社長執行役員には専務執行役員 最高技術責任者の戒田理夫氏が就任する。
ニデックは2026年9月29日、同社 代表取締役社長執行役員 兼 最高経営責任者の岸田光哉氏が同日付で辞任したことを発表した。
同社では辞任の経緯について、2026年3月期決算および過年度の訂正決算の過程において、「当社グループ役職員の旧執行体制下における行為を再評価する中で、岸田氏について、財務報告に関し必ずしも適切とは言いかねる言動もあったことが確認された」(リリースより抜粋)と説明。
その上で、2025年の第三者委員会立ち上げ後の岸田氏のニデック再生に向けた尽力を示しつつ、「新しいガバナンス体制の下で、当社の経営者には従来よりも高いレベルでの倫理観が期待されていることなどを踏まえ、取締役会において現在の状況を総合的に考慮し、今後の経営体制を議論した。その後、同氏から辞意が示され、取締役会として受理した」(同上)としている。
岸田氏は1983年にソニー(現ソニーグループ)入社。ソニーの生産本部長やソニーモバイルコミュニケーションズの代表取締役社長などを経て、2021年に日本電産(現ニデック)に常務執行役員 車載事業本部副本部長として入社。2024年4月から代表取締役社長執行役員を務めていた。
新たな社長執行役員には専務執行役員 最高技術責任者の戒田理夫氏が就任する。ニデックが定める取締役および執行役員の選任基準に基づき、独立社外取締役で構成される指名委員会での審議を経て、取締役会にて決議した。社長執行役員への就任後も最高技術責任者を兼務して継続する。併せて、代表取締役候補者にも選定されている。代表取締役への就任は、臨時株主総会および当該株主総会後の取締役会で決議予定としている。
ニデックは戒田氏について「これまでニデック再生委員会の副委員長として当社の再生に尽力してきた実績に加え、現在の厳しい経営環境を正しく把握したうえで改革を強力に推進できるリーダーシップならびステークホルダーの皆さまに誠実に向き合う真摯な姿勢などを総合的に評価し、今後の事業再生を真にけん引し得る最適な人材であると判断した」(同上)と評している。
戒田氏は1979年にリードエレクトロニクス(現ニデックアドバンステクノロジー)に入社。その後、日本電産リード(現ニデックアドバンステクノロジー) 代表取締役社長などを務めてきた。
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