半導体CMP装置がけん引、台湾/韓国で伸長 中間決算過去最高の荏原製作所製造マネジメントニュース(1/2 ページ)

荏原製作所は2026年12月期(1〜12月)第2四半期の決算を発表。受注高、売上高、営業利益などが過去最高を更新し、通期予想も上方修正した。

» 2026年08月19日 06時30分 公開
[長沢正博MONOist]

 荏原製作所は2026年8月14日、オンラインで記者会見を開き、2026年12月期(1〜12月)第2四半期の決算について説明した。受注高、売上高、営業利益などが過去最高を更新し、通期予想も上方修正した。

上期として過去最高更新、通期受注は計画から1750億円増

 第2四半期(1〜6月累計)は受注高、売上高、営業利益、親会社の所有者に帰属する中間利益の全てにおいて、上期として過去最高を更新した。

 受注は精密・電子セグメントやエネルギーセグメントなどが好調に推移し、前年同期から41%増の6362億円となった。当初の計画と比べても592億円増加した。売上高、営業利益は、エネルギーにおける減収減益を他のセグメントでカバーし、売上高は同9.4%増の4907億円、営業利益は同1.2%増の506億円、親会社の所有者に帰属する中間利益は同7.1%増の335億円だった。

 地域別では精密・電子の好調により、台湾、韓国、その他アジアが大きく伸長した他、日本は全セグメントで前年同期を上回った。一方で北米、中東は、主にエネルギーの減収影響で前年同期を下回った。

2026年12月期第2四半期累計の業績 2026年12月期第2四半期累計の業績[クリックで拡大]出所:荏原製作所
地域別の売上高 地域別の売上高[クリックで拡大]出所:荏原製作所

 精密・電子セグメントにおける旺盛な需要の着実な取り込みに加え、エネルギー/建築・産業セグメントも堅調に推移していることから、通期の業績予想を一部上方修正し、受注高は当初の計画から1750億円増の1兆2450億円、売上高は同330億円増の1兆530億円、営業利益は据え置いて1250億円、親会社の所有者に帰属する当期利益は同じく据え置き995億円とした。

 荏原製作所 精密・電子カンパニー プレジデント 兼 装置事業部長の南部勇雄氏は「旺盛な受注があり、継続的に需要が高まっていることを確認できた。これを受けて生産計画を精査した結果、上振れが期待できると判断した。顧客の工場の稼働率が高く維持されており、S&S(サービス&サポート)の需要増も見込んでいる」と語る。

 同社 代表執行役社長 CEO 兼 COOの細田修吾氏は「受注の状況は想定を超えているが、リードタイムが1年を超える製品もあり、2028年12月期の売上高1.2兆円規模という目標を前倒して達成できるかどうかはまだ分からない。精密・電子では熊本工場で生産ラインの増強を行っており、2028年までの需要を賄えると考えているが、半導体業界は先行して増産投資をしないといけない。市場拡大が始まってから投資したのでは間に合わないため、さらなる増産投資に関しては市場の動向を見極めながら常に検討している」と話す。

2026年12月期通期の業績予想 2026年12月期通期の業績予想[クリックで拡大]出所:荏原製作所
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