PFASについて企業が情報収集するときに、最も注意したいのが、「PFAS規制」という言葉だけで判断しないことです。PFASには非常に多くの物質があります。また、規制の種類も「国際条約」「国内法」「水道水」「製品/設備の取扱基準」「取引先要求」など、1つではありません。
例えば、
などがあります。
従って、「PFASだから規制されている」という理解では不十分です。
実際の企業対応では、
を確認する必要があります。
これがPFAS対応の基本です。
ここまで読むと、「PFASは大企業や化学メーカーの問題ではないか」と思われるかもしれません。
しかし、現時点で自社がPFASと無関係だと断定することはできません。製品、原材料、設備、工程などにPFASが関係する可能性があるため、自社の実態を確認する必要があります。
ただし、ここでも焦る必要はありません。第1回で必要なのは、いきなり全社的な分析を始めることではありません。
まず、
という基本構造を理解することです。そのうえで、次の段階として「なぜ自社に関係するのか」を考えます。
<Q&Aコーナー>
ここで、代表的な質問に回答します。
Q4.化学メーカーではない中小企業にもPFAS対応は必要ですか?
A.化学メーカーではないという理由だけで、自社がPFASと無関係だと判断することはできません。
自社がPFASを製造していなくても、原材料、部品、加工工程、設備などを通じて関係する可能性があります。
また、法規制とは別に、取引先から化学物質情報の提供を求められる場合があります。PFASについても、取引先要求の有無を確認します。
ただし、PFAS規制の対象となるかは、使用物質、用途、製品などによって異なります。まずは、自社が製品、原材料、設備などに接点を持つ可能性があるかを確認することが重要です。
具体的に「どこを調べればよいのか」については、連載第3回で、製品、工程、設備、非製品領域の4つに分けて解説します。
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