電通総研がSDV時代の自動車企画/開発を支援するフレームワークを開発車載ソフトウェア

電通総研は、SDV時代における自動車の企画/開発を支援するフレームワーク「D-TRAX(ディー・トラックス)」を開発した。同フレームワークを活用したコンサルティングを2026年6月9日より開始する。

» 2026年06月24日 16時00分 公開
[MONOist]

 電通総研は2026年6月9日、SDV(ソフトウェアデファインドビークル)時代における自動車の企画/開発を支援するフレームワーク「D-TRAX(ディー・トラックス)」を開発したと発表した。D-TRAXは、企画/実装/検証を短いサイクルで回し、知見やノウハウを継続的に蓄積するためのフレームワークだ。

「D-TRAX」のコンセプトイメージ 「D-TRAX」のコンセプトイメージ[クリックで拡大] 出所:電通総研

 D-TRAXは、意図的に短期の企画開発ループと中長期の探索ループを別々に並走させ、価値仮説の検証を行いながら、自動車の企画/設計開発を進めるためのフレームワークだ。同フレームワークは、ハードウェアやその完成度を価値として重視する従来の開発文化と、車両提供後も継続的に価値を更新していくSDV型の開発文化を両立できる。

 短期ループは「1〜3カ月程度」の期間で、成果の「成否」ではなく、次の判断を明示するための学習資産(仮説/検証履歴)を積み上げる。心理的安全性が高く、早期の失敗と学習を組織として使いやすい体制整備を支援する。

 一方、中長期ループは「半年から数年」を想定している。世の中の変化を継続的に調査して、将来価値の「兆し」の把握を継続して行い、日々の業務に追われ後回しになることが多い探索活動を、継続して維持可能な仕組みを構築する。

 D-TRAXは、更新を前提とした企画設計へ転換し、検証結果を次回の意思決定材料として蓄える。また、短期成果に向けた活動と、将来の価値の芽を育てる探索活動を別々の評価軸として捉え、並走させる。そして、「成功か失敗か」ではなく、「仮説したものは何か、検証したものは何か、判明したことは何か」をノウハウとして残す。

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