6kWの普通充電に対応 ホンダの“風になれる”EVバイク「WN7」は日本展開も視野に人とくるまのテクノロジー展2026

ホンダは「人とくるまのテクノロジー展2026 YOKOHAMA」で、欧州で販売を予定している同社初の電動ネイキッドバイク「Honda WN7」を披露した。

» 2026年06月01日 06時15分 公開
[坪田澪樹MONOist]

 ホンダは「人とくるまのテクノロジー展2026 YOKOHAMA」(会期:2026年5月27〜29日、パシフィコ横浜)で、同社初の電動ネイキッドバイクである「Honda WN7(以下、WN7)」を披露した。

会場で披露した「WN7」 会場で披露した「WN7」[クリックして拡大]

 WN7は“Be the Wind”をコンセプトに走る、曲がる、止まるといった基本性能を磨き上げ、電動車らしい気持ち良いトルクフィールと静粛性を融合させている。2026年に欧州で販売を予定しており、日本での販売は現時点では未定である。「日本における展開はまだ検討中で、今回の展示で顧客の反応を聞きたいと思っている」(ホンダの説明担当者)。

 WN7は新規専用開発のインバーター一体型水冷モーターを採用して、最高出力については、排気量600ccクラス相当を実現しており、最大トルクは1000ccクラスのICE(内燃機関)車に匹敵する性能である。さらに、静粛性のレベルを向上させるためにベルトドライブシステムを採用し、従来のチェーンドライブシステムと比べて大幅に静粛性を向上させている。「ベルトドライブにすることでメンテナンス性も向上している」(同担当者)。

 快適な走行を補助する機能として、モーターが持つ回生量を自由に制御できるという特性を生かした「減速度セレクター」機能や、狭い場所での移動をサポートする「ウォーキングスピードモード」機能などを追加し、走りやすさを追求している。

 また、ホンダの二輪車として初めて固定式バッテリーを搭載し、四輪車で使用している充電規格に対応している。最大で6kWの普通充電に対応しており、バッテリー残量0%から100%までの充電は3時間未満である。1充電当たりの航続走行距離は最大で140kmだ。

WN7の概要 WN7の概要[クリックして拡大] 出所:ホンダ

 車両デザインについては、あえてガソリン車との違いを作っているという。「スリムな車体を目指して開発し、バッテリーを見せることを前提としたデザインにしている」(同担当者)。

 ホンダは2040年代に全ての二輪製品でカーボンニュートラルの実現を目標にしており、今後環境戦略の軸として、二輪車の電動化を推進している。同社は今後の展開として、電動二輪車をコミューターからFUNモデルまでフルラインアップ化し、バリエーション豊かな製品展開を行って多様化するニーズに応える方針だ。

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