セレンス AIは、新しい車載AIエージェントである、ディーラーの顧客サポートを強化する「ディーラー・アシスト・エージェント」と、ドライバーのサービス支援を行う「オーナーシップ・コンパニオン・エージェント」を開発した。
セレンス AIは2025年12月18日、新しい車載AI(人工知能)エージェントである、ディーラーの顧客サポートを強化する「ディーラー・アシスト・エージェント」と、ドライバーのサービス支援を行う「オーナーシップ・コンパニオン・エージェント」を開発したと発表した。なお、同社は、2026年1月6〜9日に米ラスベガスで開催されるテクノロジー見本市「CES 2026」に両AIエージェントを出展する。
販売とサービスの両面を支援する機能を持つディーラー・アシスト・エージェントは、リード獲得や試乗予約、サービス予約を自動化することに加え、情報をリアルタイムで更新できる。顧客関係管理(CRM)とディーラー管理システム(DMS)プラットフォームを強く融合させ、あらゆる顧客対応がシームレスで可能となる。これにより、顧客への応答時間が短くなり、顧客満足度が改善できる。
オーナーシップ・コンパニオン・エージェントは、サービス予約をはじめ、ユーザーが自分の自動車に関する情報や診断を活用できるように支援する。自動車所有者の60%以上が車載の先進機能を生かし切れていない状況を踏まえ、同エージェントは所有者がこれらの機能を理解し、有効活用できるように支援する。これにより、ユーザー自身が問題を分析、警告を読み解き、スピーディーにサービス予約が可能になる。また、ユーザーにアップグレードや下取りの時期を提案することで、ブランドロイヤルティーを持ってもらえるように支援する。
従来、シームレスな対応を求める顧客に対して、ディーラー側は、限られた人員や断片的な技術システムという課題により、必ずしもその期待に応えられているとはいえなかった。見込み客に1時間以内に対応した企業は、リードを有効化できる可能性が約7倍高いことを示す調査結果があるにもかかわらず、約半数の企業は最初の24時間以内に何も対応できていなかった。
この問題は、ディーラーの収益に直結する。時間外やピーク時に顧客対応できないこと、リードへの対応を迅速化するために必要なAIツールがディーラーに備わっていないことを示す。これは潜在的な月間売上の最大15〜20%が消失している状況である。
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