神戸製鋼所の低CO2高炉鋼材「Kobenable Steel」が、トヨタ自動車の量産車向けに採用された。量産車用の薄板製品の一部として使用される予定だ。
神戸製鋼所は2025年11月11日、同社の低CO2高炉鋼材「Kobenable Steel」が、トヨタ自動車の量産車向けに採用されたと発表した。薄板製品の一部として使用される予定だ。
Kobenable Steelは、独自のCO2排出低減ソリューションを活用し、厚板と薄板、線条製品を対象に製造、販売している。今回採用された「Kobenable Premier」は、マスバランス方式により鋼材製造時のCO2排出量を100%削減している。
トヨタ自動車は、2022年に競技車両(水素エンジンカローラ)、2023年に競技車両「GR86(カーボンニュートラル燃料車)」の一部部品にKobenable Steelを採用。これらの実績を踏まえ、両社でKobenable Steelの量産車用部品への採用に向けた協議と検討を重ね、初めて正式採用となった。
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