わずかな動きで発電する電磁誘導発電モジュールをダイエットに使いたい素材/化学メルマガ 編集後記

今回は環境発電の課題を解消した三菱電機の磁誘導発電モジュールについてつらつら語っています。

» 2025年03月07日 12時00分 公開
[遠藤和宏MONOist]

 この記事は、2025年3月7日発行の「素材/化学メルマガ 編集後記」に掲載されたMONOistの編集担当者による編集後記の転載です。

 以前、自宅のブレーカーが故障し2日にわたり電気が使えない時期がありました。まともに生活ができなかったため実家に避難して難を逃れました。その時に改めて現代人の生活を大きく支えているのは電気だなと思いました。電気が使えなければ、照明や家電が使えないので、自宅であっても居心地は最悪です。

 電気に関連して、近年は、光や熱、振動、電波など多様な形態で世の中に存在する微小なエネルギーを電気エネルギーに変換して活用する「環境発電(エネルギーハーベスティング)」が注目されています。ただ、環境発電は一般的に発電量が非常に微弱で不安定なため発電できるシーンが限られていることが課題です。

 こういった課題を解消するために、三菱電機 先端技術総合研究所は、自然界のわずかな動きや人の動作で効率よく発電する電磁誘導発電モジュールを開発しました。三菱電機が2025年2月19日の兵庫県尼崎市の先端技術総合研究所で開催した「グリーン関連研究開発事例 視察会」で、電磁誘導発電モジュールについていろいろ聞かせてもらったので、取材記事に載らなかったこぼれ話を今回は紹介します。

100個の電磁誘導発電モジュールを搭載した床発電装置

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