日本電産シンポは、精密制御用減速機「FLEXWAVE」に、ギアヘッドタイプを追加した。サーボモーター取り付け用アタッチメントを備えており、さまざまな寸法のサーボモーターにそのまま取り付けられる。
日本電産は2023年3月1日、子会社の日本電産シンポが販売する精密制御用減速機「FLEXWAVE(フレックスウェーブ)」に、ギアヘッドタイプを追加したと発表した。
2015年6月に発売したFLEXWAVEは、ロボットや工作機械、半導体製造装置、人工衛星など向けに、累計100万台以上出荷されている。これまでは、主に部品単体やASSY部品として販売され、市販のサーボモーターに取り付ける場合には、ユーザーが新たに部品を準備する必要があった。
今回追加したギアヘッドタイプは、同社が販売するエイブル減速機(遊星歯車減速機)と同様に、サーボモーターを簡単に取り付けたいというニーズに応えた。
ギアヘッドタイプは、これまで培ってきた市販サーボモーター取り付け部の設計技術を採用し、サーボモーター取り付け用アタッチメントを備える。さまざまな寸法のサーボモーターにそのまま取り付けられるため、ユーザーは最小限の負担で部品を製作できる。なお、入力軸部は、摩擦締結方式を採用している。
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