ブラザー販売は、高速大量印刷が可能な業務用ラベルプリンタ「TJ-4T」シリーズの新製品3機種を発表した。従来機種より体積を35%削減している。新機種にはUHF帯のRFID対応機が含まれており、物流業界などRFIDラベルの大量印刷ニーズに応える。
ブラザー販売は2022年8月23日、高速大量印刷が可能な業務用ラベルプリンタ「TJ-4T」シリーズの新機種「TJ-4021TN」「TJ-4121TN」「TJ-4121TNR」を発表した。価格はオープンで、同年10月上旬の発売を予定している。
3機種とも従来機種より体積を35%削減しており、スペースが限られた場所にも設置可能。コンパクトながら、最大で8インチ外径ロールのラベルや450m巻インクリボンに対応する。また、外部からの衝撃に強い金属製フレームボディを採用し、高い堅牢性を誇る。
TJ-4121TNRはUHF帯のRFIDに対応し、ラベル印字とRFIDへのデータ書き込みが同時にできる。1mmのRFIDラベルにも対応しており、金属対応タグにも書き込みが可能だ。インレイ配置の指定やRFIDの電力設定を必要としない自動タグキャリブレーション、不良タグ検知機能なども搭載する。
3機種とも印字方式は感熱方式、熱転写方式兼用で、発行モードはティアバー(手切り)となっている。インタフェースは、有線LAN、無線LAN、USB、USBホスト、RS-232Cに対応する。
本体サイズと重さは、TJ-4021TNとTJ-4121TNが約248×436×274mmで約9.4kg、TJ-4121TNRは約248×443×274mm、約9.9kg。解像度、最大印字幅、最大印字速度は、TJ-4021TNが203dpi、107mm、254mm/秒で、TJ-4121TNとTJ-4121TNRは300dpi、105.7mm、177mm/秒となっている。
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