オムロンと日本IBMが関係強化、データドリブンな企業運営へと進化目指す:製造マネジメントニュース
オムロンは2022年4月14日、データドリブンな企業運営に向けた経営システムの基盤構築を行う「コーポレートシステムプロジェクト」の推進を目的に、日本IBMとパートナーシッププログラムに関する契約締結を行ったと発表した。
オムロンは2022年4月14日、データドリブンな企業運営に向けた経営システムの基盤構築を行う「コーポレートシステムプロジェクト(CSPJ)」の推進を目的に、日本IBMとパートナーシッププログラムに関する契約締結を行ったと発表した。
オムロンは2022年4月1日に開始した2030年度に向けた長期ビジョン「Shaping the Future 2030」において、2022〜2024年度までの3年間の中期経営計画を策定しており、そのための全社方針として「トランスフォーメーションの加速による価値創造への挑戦」を掲げている。
この方針に基づき、現在は「事業」「企業運営/組織能力」の領域でトランスフォーメーションを進めている。例えば、企業運営/組織能力のトランスフォーメーションについては、事業や業務を通じて獲得した膨大なデータを解析することで経営判断に役立てる、DX(デジタルトランスフォーメーション)によるデータドリブンな企業運営への進化を目指し、CSPJを推進しているという。
CSPJはIT基盤の刷新だけでなく、業務プロセスの標準化や将来的なデータ活用も視野に入れたグローバルな経営システム基盤を構築するプロジェクトである。オムロンはプロジェクト達成には、さまざまなグローバル企業の変革を支援した豊富な実績やスキルをもつプロフェッショナルなパートナーが必要だとしている。そのため今回、CSPJを推進するための「パートナーシップ プログラム」に関する契約を日本IBMと締結した。
今後、オムロンは日本IBMとのパートナーシップを通じて各種施策に取り組み、CSPJを通じたデータドリブンな企業運営を進めるとしている。また日本IBMは、グローバルや国内で培ってきた実績や、スキル、先進テクノロジーを活用し、オムロンと共にDXを推進していくとしている。
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