5Gの無線局免許を取得し、ローカル5Gを活用した実証実験を開始工場ニュース

富士電機は、5Gの無線局免許を取得し、ローカル5Gを活用した実証実験を東京工場で開始した。ローカル5Gを生産活動に適用し、5Gの特徴を生かしたソリューションの創出を目指す。

» 2021年05月25日 07時00分 公開
[MONOist]

 富士電機は2021年5月11日、総務省から第5世代移動通信システム(5G)の無線局免許を取得し、ローカル5Gを活用した実証実験を東京工場(東京都日野市)で開始したと発表した。

 実証実験は、東京工場内の機械加工現場で実施。同工場は、計測機器やコントローラー、盤などを製造しており、機械加工現場では各種製品に使われる板金部品などを加工している。

 実証実験では、工作機械や加工中の金属材料などの遮蔽(しゃへい)物が多い機械加工現場という環境下での電波伝搬を調査し、周波数は4.8GHzを使用する。また、工場全体の情報を管理する生産管理システムと、機械加工現場にある設備、機器間との大容量データの通信を検証する。

キャプション 実証実験の一部イメージ(クリックで拡大) 出典:富士電機

 実証実験で得られた実績、知見を活用して、ローカル5Gを生産活動に適用していく。併せて、新たなソリューションを創出し、スマートファクトリーの強化による生産性の向上を目指す。

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