また、新型コロナによる自粛生活の中での、生活への不満度に関連する項目を見ると、青森男性は全国平均と比較して「自粛期間後の勤務形態」「職場や自宅の協力体制」への不満が少ない傾向があった。鳥取女性は、全国平均と比較して「現在の健康状態」への不満が最も少なく、「プライベートの満足度」「人とのつながり方(リアルな人間関係)」なども不満が少なかった。
「積極的なリラックス方法」として、青森男性の2位、鳥取女性の1位にランクインしたのは「温泉」だった。その他、青森男性が全国男性と比較して積極的に実行しているリラックス方法には、「BBQ」「ドライブ」などの気晴らしや、「ガーデニング」「日曜大工、DIY」など家での時間を楽しむものが上位にランクインしている。
鳥取女性は、「同性の友人との食事」が4位にランクイン。人とのコミュニケーションに加えて、「機能性、栄養ドリンク」(2位)や、鳥取の購入数量の多さが話題になった「コーヒー」(8位)なども、ストレスオフに役立っているようだ。
次に「全国のストレスレベル」について、2017年から4年間の変化を見た。ストレスが少ない「低ストレス者(39点以下)」の割合は、男女ともに年々減少。特に2020年は、調査の実施がコロナ自粛後ということもあってか、男女共に前年比で2割以上も減少し、「高ストレス者(77点以上)」の割合も増加している。
「ストレスオフ県ランキング2020 TOP10」を見ると、2020年は順位に大きな変動があった。特に健闘したのは「山口県」で、男性は2019年の16位から2位に、女性は27位から3位にランクアップし、男女総合ランキングの1位を獲得している。男女差が見られたのは「東京都」で、男性は28位から6位に上がったが、女性は17位順位を落とした42位となった。
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