注記の記入は、[注釈を挿入]のコマンドから行う。
画面に表示されたデフォルトの文字列からは直接修正できず、画面左のプロパティウィンドウの「Text」の[…]をクリックし、リストの中に文字要素を作っておいて、それを設定する。リストの中には、テキストの候補を幾つか登録しておける。
何となく、それっぽい図面ができた。画面左の「モデル」ウィンドウには、投影図や寸法、断面図などに対応するそれぞれの要素が表示されている。必要のない要素はここからも削除できる。
続いて、表題欄の記入に挑戦してみる。注記の記入ではなく、画面右下の表題欄の緑色にハイライトされている部分を表示する。このハイライトされた部分が、テキスト変更可能な要素となる。ただ、やはり文字を直接編集するのではなく、編集ウィンドウから設定する。
表題欄も含めて、図面が完成した。
完成した図面は、DXFとPDFでエクスポートできる。なぜか[ファイル]メニューや、その中の[エクスポート]の中にはなく、画面を右クリックしたときに表示されるメニューの中にある……。
以上の説明からお察しいただけるかと思うが、TechDrawを含めた製図機能が現時点、発展途上のようだ。そのため、Free CAD側である程度製図を進めるか、三面図のみを描画しておいて、使い慣れた2D CADにインポートして仕上げていくのがよさそうだ。前回のアセンブリと同じく、製図機能についても今後の改良に期待したいところだ。 (次回に続く)
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