シャープは、自動搬送装置「AGV」の新モデル「TYPE LC」と専用ソフトウェア「Easy Course Editor」の受注を開始した。シンプルなタッチ操作で簡単にコース設定ができ、多彩なオプションで顧客のニーズに対応する。
シャープは2020年7月20日、自動搬送装置「AGV(Automated Guided Vehicle)」の新モデル「TYPE LC」と専用ソフトウェア「Easy Course Editor」の受注を開始した。受注生産で、価格はオープン。
AGVのTYPE LCは、物流倉庫や製造工場などで製品や荷物を無人搬送する自動搬送装置。磁気テープで設定した軌道上を走り、軌道上の制御カードで前進やターン、停止などの動作を制御する。
オプションのけん引ユニットや連結用ユニットを使えば、ハンドリフトや6輪台車、カゴ車などを引っ張って搬送したり、専用の台車に潜り込み、自動連結してけん引できる。高出力モーターや自動充電ユニット、後進ユニットなどのオプションも用意しており、ユーザーのニーズに応じた柔軟なカスタマイズに対応する。
Easy Course Editor搭載のタブレット端末を使い、シンプルなタッチ操作で簡単なコース設定や、最大64通りのコース登録ができる。導入、運用を支援するサポートプラン、最長5年までの保証延長パックも有償で提供する。
本体サイズは550×250×1083mmで、最大積載許容荷重は70kg、最大潜り込みけん引重量は100kg、最大引っ張りけん引重量は250kgだ。
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