これらに加えて「FreeRTOS IoT Libraries」も提供されている。
まだこれらについては全てが長期サポート(LTS:Long Time Support)の対象にはなっていないが、今のところMQTTはLTS向けの作業中で2020年第3四半期にはサポート対象となる見込み。PKCS #11/FreeRTOS+TCP/OTA/HPPS/AWS IoT Device Shadowingの各コンポーネントはLTS対象にすることを計画中である。
他にもまだ開発中の、いわばβ版にあたるものに「FreeRTOS Labs」があり、こちらでは以下のものを提供中だ。
このあたりに関しては、2017年から随分開発が進んだ感じがある。やはりAWSの傘下になり、資金的にもエンジニアリングリソース的にも充実したことが、さまざまな開発を促進したのではないかという気がする。パートナーも随分増えており(図3)、開発のハードルもかなる下がったように思う。今、何かの理由でRTOSを使わなければいけなくなり、かつ選択に何も縛りが無いのであれば、一番お手頃なのはAmazon FreeRTOSといえるだろう。
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