ジェイテクトは、設備をスマート化する「TOYOPUC-Nano」シリーズのラインアップを強化し、2020年1月より販売を開始する。CPUモジュール、安全マスター、エッジコンピュータの3つを一体化し、スマート化する。
ジェイテクトは2019年11月26日、設備をスマート化する「TOYOPUC-Nano」シリーズのラインアップを強化し、2020年1月より販売を開始すると発表した。CPUモジュール、安全マスター、エッジコンピュータの3つを一体化し、スマート化する。
TOYOPUC-Nanoシリーズは、「JTEKT IoE Solution」を支える製品となり、CPUモジュール「TOYOPUC-Nano 10GX」、安全マスター「TOYOPUC-Nano Safety」、エッジコンピュータ「TOYOPUC-Nano AAA」の3製品を展開する。TOYOPUC-Nano 10GXは10万4000円、TOYOPUC-Nano Safetyは10万円、TOYOPUC-Nano AAAは20万円。年間1200台の販売目標を掲げる。
TOYOPUC-Nano 10GXは、従来機種と互換性を保ちつつ、従来比で35%省スペース化し、6倍の高速処理ができる。一般制御信号、安全制御信号、ビッグデータは、共通プラットホームによってシームレスに接続可能。設備のスマート化に不可欠なネットワークも充実している。
TOYOPUC-Nano Safetyは、新安全通信を採用。一般I/O混在により省配線化しているほか、安全にさまざまな機器と接続でき、大規模な安全制御が容易にできる。
TOYOPUC-Nano AAAは、人や設備に一番近い環境でデータを蓄積・解析するエッジコンピューティングによって通信負荷を軽減し、リアルタイムで解析できる。また、PLCへの搭載により、トレサビ情報などをネットワークレスで転送できる。
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