月8万円で始めるエッジコンピューティング、MSがクラウド連携端末を国内初披露IIFES2019

日本マイクロソフトは「IIFES2019」(2019年11月27〜29日、東京ビッグサイト)において、AI対応のエッジコンピューティングデバイスである「Azure Stack Edge」を日本の展示会で初展示した。

» 2019年12月04日 14時00分 公開
[三島一孝MONOist]

 日本マイクロソフトは「IIFES2019」(2019年11月27〜29日、東京ビッグサイト)において、AI対応のエッジコンピューティングデバイスである「Azure Stack Edge」を日本の展示会で初展示した。

photo IIFES2019の日本マイクロソフトブース(クリックで拡大)

クラウドの機能をエッジで使うハードウェアサービス

 「Azure Stack Edge」は、FPGAを搭載しデータ転送機能を備えたAI対応のエッジコンピューティングデバイスで、マイクロソフトがハードウェアサービスとして提供しているものである。マイクロソフトでは「インテリジェントクラウド、インテリジェントエッジ」として、クラウドやエッジなどのデータの保存場所を意識せずにデータ活用を行えるシームレスな環境を訴えてきた。その中で、以前から「Azure Stack」として、クラウドである「Azure」の機能やアプリケーションをオンプレミス環境上でも使える仕組みを提供していたが、「Azure Stack」の仕組みを1Uのラックマウント型のサーバハードウェアごと提供するというのが「Azure Stack Edge」となる。

photo 日本マイクロソフトが紹介した「Azure Stack Edge」(クリックで拡大)

 例えば、エッジでの高速な機械学習の推論を実行し、データをAzureに収集する前に前処理を行うことなどが可能。クラウドとの円滑な連携なども実現し、データ処理やAIなどの機能活用の自由度が上がることが特徴だ。

 「Azure Stack Edge」は月額8万円のサービスモデルとして提供。「工場など、エッジ側でデータ量が多く生まれ、IT技術者が限られる環境などで効果を発揮する。実際に引き合いも来ている」(担当者)としている。

 現状ではラックマウント型サーバタイプのみの提供となっているが、今後は耐久性を高めた堅牢タイプや、背負って運搬できるような可搬タイプなどのハードウェアも用意するとしている。ただ「最も要望が強いのは、GPUを搭載したモデルだ。現状はFPGAでAIを動かしているが、汎用的な活用ができるGPUタイプを求める声が多い」(担当者)としており、これらのニーズにも今後応えていく方針だとしている。

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