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» 2019年11月15日 06時30分 公開

ダイソンが加湿空気清浄機の新製品を発表、微生物学や自然風データをフル活用イノベーションのレシピ(2/2 ページ)

[松本貴志,MONOist]
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自然の風を再現するアルゴリズムやより現実に近い試験環境を構築

 空気の衛生技術に加え、送風技術にも新しいこだわりを追加した。新たに追加された空気流モード「ブリーズモード」では、自然のそよ風のパターンを模倣するように設計されている。

 同社エンジニアは2016年から研究を開始し、3軸型超音波風速計によって研究開発拠点の8ヵ所で自然風のデータを4000万ポイント超収集したという。このデータに基づき自然の空気流パターンを模倣するアルゴリズムを考案し、室内にいながらそよ風を感じるモードを開発した。

同社エンジニアが自然風のデータを収集する様子(クリックで拡大)

 また、同製品では「徹底的な試験をした」(Park氏)とし、新たな試験環境「ポーラー(POLAR)テスト」を構築している。業界標準の試験では一般的な部屋よりも小さい空間で実施されており、「試験空間に1つのセンサーのみ設け、天井にはかくはん機、空気清浄機の配置位置も中央と、現実的な使用条件ではない」と指摘する。

 ポーラーテストでは、世界中の部屋のサイズを研究した上で決定した試験空間に9カ所のセンサーを設けた。空気清浄機は実際の利用状況に近くするため、空間の隅に配置している。これにより、部屋の隅々まで空気が清浄化されているかを検証できるという。

ポーラーテストを説明するPark氏。赤色の空間が業界標準の試験空間を示しており、ポーラーテストは同氏とDyson Pure Humidify+Cool 加湿空気清浄機が置かれている空間全てが試験空間となる(クリックで拡大)

 同製品の本体サイズは923×312×312mm。本体質量は8.29kg。空気清浄能力の適用床面積は12畳(20分)、36畳(60分)だ。給水タンク容量は約5l(リットル)で、最長36時間の加湿運転ができる。本体カラーはホワイト/シルバーの1色展開となる。

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