IMVは、IoT対応の小型振動ピックアップ(振動センサー)「VP-8021A」を発表した。アナログ・デバイセズの高周波加速度センサー「ADXL1002」を採用し、MEMSでも10kHzの測定ができる。
IMVは2019年7月17日、IoT(モノのインターネット)対応の小型振動ピックアップ(振動センサー)「VP-8021A」を発表した。機械の診断、予知保全を振動というパラメーターにより制御したいという用途に対応する。今夏に限定顧客に対して評価用サンプルを出荷し、量産開始は同年9月を予定している。
VP-8021Aは、アナログ・デバイセズの高周波加速度センサー「ADXL1002」を採用。同社の高周波振動計測技術と最新の高周波振動センサー技術を組み合わせ、機械の設備診断への応用ができないといった従来の課題を解決した。また、手作業が必要な圧電式ではないことから、量産効果が期待できるという。
振動周波数範囲は、10Hz〜8kHz(±1dB)、8kHz〜10kHz(±3dB)。MEMSでも10kHzの測定が可能で、多点機械設備診断、IEPE駆動に対応する。精度を確保する独自の雑振動抑制構造(特許申請中)を搭載する。サイズはΦ17×30mm(突起部除く)、−30〜+120℃の温度範囲で動作する。同社では今後、クラウドサービスへの対応も予定している。
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