コントローラー内蔵6軸ロボットの受注開始、人手の搬送作業を自動化FAニュース

エプソンは、コントローラー内蔵の6軸ロボットの新商品「VT6L」の受注を開始した。人手による単純な搬送作業を自動化する、6軸ロボットのエントリーモデルとなる。

» 2019年03月14日 07時00分 公開
[MONOist]

 エプソンは2019年2月20日、コントローラー内蔵の6軸(垂直多関節型)ロボットの新商品「VT6L」の受注を開始した。人手による単純な搬送作業を自動化する6軸ロボットのエントリーモデルとなる。可搬重量は6kg、アーム長は920mm。価格は138万円(税別)だ。

 VT6Lは、本体とロボットを制御するコントローラーを一体化させて設置の簡素化と使いやすさを追求。本体とコントローラー間を接続するM/Cケーブルを不要にし、省スペースで設置できる。

 バッテリーを使わずにモーターの原点位置情報を記憶できるバッテリーレスモーターユニットを搭載。交換用のバッテリー購入費用や廃棄費用が不要になり、ランニングコストとメンテナンスによるロボットのダウンタイムを削減する。

 幅広い電圧でロボットが稼働するように、AC100〜240V単相電源に対応している。企業や学校の実験室など、AC100Vしか使用できない環境でもロボットを導入できる。また、ハンド取り付け部に中空構造を備えており、ハンド周りにケーブルが絡まりにくくなっている他、ハンドまでの配線や電源供給を簡単にセットアップできる。

photo 6軸ロボット「VT6L」 出典:エプソン
photo 左:配線イメージ(ハンド取り付け部)、右:配線イメージ(ロボット全体) 出典:エプソン

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