日本モレックスは、Contrinex製のセンサーをラインアップに追加し、IoT向けソリューションを強化する。FA分野向けに強いセンサーの顧客提案を通じ、IoTソリューションプロバイダーとしての基盤強化を図る。
日本モレックスは2019年2月8日、Contrinex製のセンサーをラインアップに追加し、IoT(モノのインターネット)向けソリューションを強化すると発表した。
Contrinexのセンサー製品は、安全システムやRFIDシステムといったFA分野向けに強く、検出距離と寿命の長さが特徴。今回追加された「磁気誘導型近接センサー」「光電センサー」は、モレックスが供給する多くのセンサー製品と同じく、IO-Linkに対応している。センサーのプロセスや出力データはIO-Linkインタフェースを介してシームレスにIoTアーキテクチャへ統合でき、継続的な監視や診断が可能だ。
磁気誘導型近接センサーはIP67、69K規格に準拠し、スチールおよびアルミニウム製一体型ハウジングにより、屋外の洗浄区域や海水用途などの過酷な環境でも堅牢な機械的・化学的な保護性能を発揮する。検出距離は最長40mmで、センサーの損傷リスクを低減する。
光電センサーは、IP67規格品かEcolab認定取得品かを選択可能で、屋外用途での使用に適している。背景抑制機能を備え、白またはグレーの背景で300mm、黒の背景で250mmの検出が可能。また、UV光を用いたセンサー技術により、透明体でも最長1200mmの検知が可能だ。
今後は各センサー製品の顧客提案を通じ、産業オートメーション分野におけるIoTソリューションプロバイダーとしての基盤強化を図る。
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