不二越は、超小型コンパクトロボット「MZ01」を発売した。1kgの可搬ロボットでは従来製品と比較して容積が45%縮減し、ロボットへの干渉範囲を抑え、設備の省スペース化に貢献する。
不二越は2019年1月31日、超小型コンパクトロボット「MZ01」を発売した。価格はオープンで、年間3000台の販売を目指す。
小型ながら高剛性を備え、従来製品「MZ04」と比較して容積が45%縮減した。可搬質量は、手首部が1kgで、第1アーム上は最大0.25kgだ。同クラスのスカラ型ロボットと比べてロボットの干渉範囲を抑えるため、設備の省スペース化に貢献する。
また、各種アプリケーションに必要な配線と配管を標準装備し、ロボット本体外側の配線や配管の引き回しが不要になった。これにより、周辺装置への干渉リスクを低減する。
床置、天吊のどちらでも設置可能で、本体質量10kgと人が持ち運びできる重さであるため、設備レイアウトの変更にも柔軟に対応する。また、ISOクラス5相当のクリーン仕様を標準装備しており、クリーンルームにも設置できる。
同社は、MZ01の市場投入により、ワーク質量100g程度の小型部品を扱う電機、電子、EMS分野の省スペース化ニーズを取り込み、シェア拡大を進めるとしている。
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