点検作業を効率化、設備を常時監視する故障予兆検知ソリューションFAニュース

コンテックは、三相モーター絶縁劣化監視モジュール「CPS-MM-LC」を発売した。設備を停止させることなく点検作業ができ、かつ設備故障を未然に防ぐことで稼働率の向上も図れる。

» 2018年11月01日 07時00分 公開
[MONOist]

 コンテックは2018年10月2日、三相モーター(誘導電動機)絶縁劣化監視モジュール「CPS-MM-LC」を発売した。産業IoT(モノのインターネット)の総合ブランド「CONPROSYS(コンプロシス)」の新製品で、価格はオープンとなる。

 CPS-MM-LCは、ポンプ、コンプレッサー、空調ファン、金属加工機、搬送機器など、稼働中の設備を常時監視する故障予兆検知ソリューション。設備の三相モーターの電路に付属の専用ZCT(零相変流器)を取り付け、データ収集、Webモニタリング機能を内蔵したCPUモジュールと組み合わせて使用する。

 動作中の三相モーターの絶縁抵抗を測定できるため、点検のために設備を停止させる必要がない。また、常時監視のデータを閲覧する保全業務になるため、作業効率が向上し、設備故障を未然に防ぐことで稼働率向上も図れる。

 タナシン電機の特許理論を含む技術「Modes-IO」を採用しており、機器の発熱や感電の危険が高いとされる絶縁抵抗成分(I0r)の値を直接監視できるようになるため、安全管理の観点からも有用だ。

photo 三相モーター絶縁劣化監視モジュール「CPS-MM-LC」(クリックで拡大) 出典:コンテック
photo コントローラーとの組み合わせ例(クリックで拡大) 出典:コンテック
photo システム構成イメージ(クリックで拡大) 出典:コンテック

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