オークマは、長時間連続無人運転が可能な横形マシニングセンタ「MB-5000H II」を開発した。自動車量産加工や半導体製造装置部品、建機部品、油圧部品などに対応する。
オークマは2018年10月3日、長時間連続無人運転が可能な横形マシニングセンタ「MB-5000H II」を開発したと発表した。自動車量産加工や半導体製造装置部品、建機部品、油圧部品などに対応する。
MB-5000H IIは、高速加工から重切削までの幅広い加工と、省人化および無人化ニーズに対応する。高速・高加減速性能の向上により、サイクルタイムを従来機比で34%短縮した。剛性とトルクを高めた新主軸を持ち、エンドミルによる切削量は704cm3/分(S45C)と、鋼材を強力に加工する。
切粉処理のメンテナンスを極小化した機械構造と、長時間安定した加工精度を維持する「サーモフレンドリーコンセプト」を実装。AI(人工知能)機械診断機能「OSP-AI」の搭載により、長時間安定した無人運転を可能にした。併せて、フロアスペースを10%削減し、面積生産性を従来機比で20%向上した。
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