就職支援サービス「ハタラクティブ」が「地域限定正社員」に関する意識調査の結果を発表した。転居を伴う転勤がない地域限定正社員として働きたいと70%以上が希望しつつ、地元から近い場所であれば転勤でも構わないと約35%が回答した。
レバレジーズが運営する、フリーターや既卒向けの就職支援サービス「ハタラクティブ」は2018年9月11日、「地域限定正社員」に関する意識調査の結果を発表した。
調査対象は同サービスの登録者で、フリーター、派遣社員、正社員や契約社員の経験がある18歳〜30歳の男女。そのうち246人から回答を得た。
「地域限定正社員」は、一定の地域内での配属、異動を条件に契約する正社員で、転居を伴う転勤の発令がない雇用形態の1つだ。
初めに、上司からいきなり「転勤をしてほしい」と言われたらどうするかを尋ねた。その結果、「今住んでいる場所から割と近い場所であれば、転勤でも構わない」(34.7%)が最も多かった。続いて「引っ越し費用や家賃補助が出るのであれば、転勤を考える」(31.6%)となっており、あまり遠くでなければ転勤を受け入れる人が一定数いること、また約3人に1人は費用面を気にしていることが分かった。
次に「地域限定正社員」として働きたい理由を尋ねたところ、1位は「地元を離れたくないから」(女性58.8%、男性77.8%)だった。
1位の次に多かった「その他」(女性23.5%、男性11.1%)では、「ペットを飼育しているから」「いつ転勤になるか分からない状態だと落ち着いて仕事が出来ない」などの理由が挙げられている。
「地域限定正社員として働きたいか」という質問には、女性の70.7%、男性の77.5%が「はい」と回答。70%以上が転勤をしたくないと考えていることが明らかになった。
なお、今回のアンケートに回答するまで、「地域限定正社員」について、65.3%が「知らなかった」と答えている。
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