工場設備の非稼働要因を可視化する生産性向上ソリューションFAニュース

村田製作所は、工場の生産現場における設備の非稼働要因を見える化し、生産性を最大化するソリューション「m-FLIP」を2018年9月1日に発売する。製造装置の稼働率をIoT技術と同社の改善活動ノウハウで最大化する。

» 2018年07月30日 07時00分 公開
[MONOist]

 村田製作所は2018年7月11日、工場の生産現場における設備の非稼働要因を見える化し、生産性を最大化するソリューション「m-FLIP(エム・フリップ)」を発表した。工場内の設備稼働データを収集し、設備の非稼働要因を可視化する。販売開始は同年9月1日を予定する。

 m-FLIPは、製造装置の稼働率をIoT(モノのインターネット)技術と同社の改善活動ノウハウで最大化する。同社内でその原型となるソフトウェアを開発し、既に10年以上の利用実績を持つ。現在は、海外工場を含む20以上の自社生産拠点で利用されている。

 m-FLIPのシステムは、データ収集、データ蓄積と管理、データの可視化、データ活用支援サービスで構成される。可視化機能としては、月報、ガントチャート、リストアンドン、レイアウトアンドン(アンドン+位置情報)を備える。

 チョコ停(生産設備が何らかのトラブルで、短時間の停止を繰り返すこと)、段取り、点検、故障、休憩などの要因による生産設備の停止を可視化。また、改善できる粒度まで停止要因を細分化する。

photo 「m-FLIP」のシステム構成 出典:村田製作所

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