エン転職が「退職のきっかけ」についてのアンケート調査結果を発表した。退職を考え始めたきっかけは「給与が低かった」が最も多く、退職を伝える上で不安な点として、次の職場が見つかるか、次の職場でうまくいくかを挙げた人が多かった。
エン・ジャパンが運営する総合求人、転職支援サービス「エン転職」は、2018年4月12日に「退職のきっかけ」についてのアンケート調査結果を発表した。同調査はエン転職の利用者を対象とし、そのうち8668人から有効回答を得た。
まず、退職を考え始めたきっかけを尋ねたところ、全体では「給与が低かった」(39%)が最も多かった。続いて「やりがい、達成感を感じない」(36%)、「企業の将来性に疑問を感じた」(35%)だった。
年代別に見ると、25歳以下は「やりたい仕事ではなかった」(26%)が他の年代と比べて突出して高かった。「学生時代はアプリケーション開発の勉強をしていたが、実際は組み込み系の仕事をすることになった」「(作っているものが何に使われるのかを教わらないまま)いきなり仕事の手順だけ覚えさせられてやりがいもなく、自分が成長できないと思った」などのコメントが寄せられている。
男女別で差が見られたのは「企業の将来性に疑問を感じた」(男性37%、女性31%)、「人間関係が悪かった」(男性25%、女性31%)、「体調を壊した」(男性16%、女性23%)だった。
次に、退職理由を伝える上で不安な点、気になる点を尋ねた。その結果、最も多かった回答は「次の職場が見つかるかどうか」(58%)だった。2位は「次の職場でうまくいくかどうか」(43%)、3位は「退職をいつ伝えるか」(39%)となっている。
年齢別に見ると、25歳以下は「退職をいつ伝えるか」(50%)、「退職理由をどのように伝えるか」(48%)など退職方法に関する項目のポイントが高い傾向にある。
男女別に見ると、不安点や気になる点について、ほぼ全ての項目で男性よりも女性のポイントが高く、女性の方がより強く転職に不安を感じていることがうかがえる。
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