電子材料需要拡大に向け、安来工場の生産能力を増強工場ニュース

日立金属は、島根県安来市にある安来工場に設備投資を実施する。約90億円を投じて生産能力を増強し、高まる電子材料の需要に対応する。

» 2018年04月25日 07時00分 公開
[MONOist]

 日立金属は2018年4月5日、島根県安来市にある安来工場に設備投資を実施すると発表した。生産能力を増強し、高まる電子材料の需要に対応する。設備投資額は約90億円。稼働は2020年度上期を予定している。

 今回の設備投資により、有機ELパネル用材料や半導体パッケージ用途のリードフレーム材料などを生産する冷間圧延工程の建屋を拡張。また、同工程に生産性の高い幅広圧延機や焼鈍炉などを導入し、生産能力を大幅に拡大する。有機ELパネル用材料については、2021年度までに生産能力を2017年度の約3倍に増強する計画だ。

 同社グループは、今後、生産能力や販売体制を強化するなど成長戦略を進め、電子材料事業において、2020年度に売上規模1000億円を目指す。

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