タンガロイが超高送りカッター「DoFeed」の新仕様ボディーを発売した。切削油やエアが各切れ刃にピンポイントでかかるように設けたエア穴により、切削熱を低減。工具を長寿命化し、切りくずをスムーズに排出する。
タンガロイは2018年2月1日、超高送りカッター「DoFeed(ドゥーフィード)」の新仕様ボディーを発売した。計18形番をそろえ、主な形番の標準価格は「EXN03R016M16.0-02-C」が3万600円、「HXN03R032MM16-06-C」が6万9000円(いずれも税別)となっている。
DoFeedは、一般機械部品や金型の形状加工などに適した多刃仕様の超高送りカッター。今回新たに追加した新仕様ボディーは、切削油やエアがそれぞれの切れ刃にピンポイントでかかるように、ポケットごとにエア穴を設けた。小さな切削幅での肩加工や穴の繰り広げ加工において、工具寿命を安定させ、切りくずをスムーズに排出する。
一般的に耐熱合金やチタン合金の加工は、大きな切削熱が発生するためボディーの寿命が短い。新仕様ボディーは、切削点に切削油を効率良く供給して切削熱を低減することにより、工具を高寿命化する。取り付け仕様は、シャンクタイプとモジュラータイプが選べる。
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