住友重機械は、ベルギーにある子会社Hansen Industrial Transmissions内に、産業用ギヤボックスの研究開発拠点として「グローバルR&D センター」を開設した。産業用ギヤボックスにおけるグローバル商品やサービス・ソリューションの開発を行う。
住友重機械工業は2018年1月11日、ベルギーのアントワープ州エドゲム市にあるHansen Industrial Transmissions(Hansen)内に、産業用ギヤボックス(大型減速機)の研究開発拠点として「グローバルR&D センター」を開設したと発表した。開設日は2017年12月1日で、開所式は2018年1月4日に行われた。
Hansenは、産業用ギヤボックスの製造、販売、サービスを手掛ける企業。住友重機械工業は、2011年にHansenを子会社化して以来、日本、アメリカ、アジア地域に加え、ヨーロッパ、中近東、アフリカ地域における産業用ギヤボックスの売上高拡大を図っている。
今回、グローバルR&Dセンターの開設にあたりHansenの持つ歯車技術を活用し、産業用ギヤボックスにおけるグローバル商品やサービス・ソリューションの企画・開発を行う。また、既存商品の改良も手掛けていく予定だ。
同社は今後、同R&Dセンターを中心に、ユーザーの課題を解決するソリューションの提供を加速するとしている。
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