ナブテスコは「第21回 機械要素技術展(M-Tech2017)」に出展し、減速機技術を生かしたソリューション提案を推進。大型AGV駆動ユニット「RVW」シリーズを参考出展した。
モーションコントロール技術を中心に展開するナブテスコは「第21回 機械要素技術展(M-Tech2017)」(2017年6月21〜23日、東京ビッグサイト)に出展し、減速機技術を生かしたソリューション提案を推進。大型無人搬送車(AGV)駆動ユニット「RVW」シリーズを参考出展した。
ナブテスコの「RVW」シリーズは、同社が展開する精密減速機「RV」シリーズと、メカナムホイール、モーターを一体化したソリューション製品である。メカナムホイールと、RVシリーズの精密駆動、モーターをインホイールで組み合わせることで、コンパクトで高荷重に耐えながら前後左右に自由自在に駆動可能な高性能AGVなどが実現可能。モーター容量が400Wでホイール径が254mm、積載荷重が1000kgfの「RVW-10P」と、モーター容量が1000Wでホイール径305mm、積載荷重3000kgfの「RVW-19P」、モーター容量2000W、ホイール径355mm、積載荷重5000kgfの「RVW-32P」の3モデルを用意。「部品が大きくてAGV本体が小さくできない」などのニーズに対応する製品として、今後の製品化を検討しているという。
ブース担当者は「工場内ではAGVの利用がさまざま高まっており、インホイール型で前後左右に自由に動けることで狭いスペースでも利用可能な利点を発揮できる。また協働ロボットなどで人と一緒に移動しながら生産を行うようなニーズも増えてきており、チャンスは大きい」と述べている。
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