水処理向けAI、IoTサービス構築検討のため業務提携製造マネジメントニュース

スカイディスクは、中島工業と食品工場の水処理向けAI、IoTサービス構築検討のための企画・研究などに関する基本合意書を締結した。今後、水処理分野において、両社の知見を生かしたサービスを提供していく。

» 2018年02月05日 09時00分 公開
[MONOist]

 スカイディスクは2018年1月16日、中島工業と食品工場の水処理向けAI(人工知能)、IoT(モノのインターネット)サービス構築検討のための企画、研究、開発、設計業務に関する基本合意書を締結したと発表した。

 中島工業は、工場用設備設計、施工専門の企業だ。長年、工場における水処理を手掛けており、その経験からAIやIoTを活用することで浄水技術が向上し、メンテナンスなどが従来よりも早くかつ的確に行えると考えてきた。

 そこで、クラウドから利用可能なスカイディスクのAIサービス「SkyAI」を活用した業務改善や、生産性向上のサービスモデル構築を実施することとなったため、今回の基本合意書の締結に至った。

 また、中島工業は、水処理領域のスマートファクトリー化推進のため、食品工場向け設備設計や構築、水処理技術およびITの専門家を集めたAI、IoTサービスを専門とする子会社「AIエンジニアリング株式会社」を新たに設立。スカイディスクと3社協働で大手食品メーカー向けにサービスを提供する予定だ。

 今後、水源開発や浄水から排水までの一連の水処理分野において、両社の知見を生かしたサービスを提供していくとしている。

photo 工場における水処理全体図(クリックで拡大) 出典:スカイディスク

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