自動車メーカー各社の2017年1〜12月のグローバル販売台数が出そろった。トップに立ったのはVolkswagen(VW)グループで、前年比4.3%増の1074.1万台だった。
自動車メーカー各社の2017年1〜12月のグローバル販売台数が出そろった。トップに立ったのはVolkswagen(VW)グループで、前年比4.3%増の1074.1万台だった。ルノー・日産・三菱自動車アライアンスが2位につけて同6.5%増の1060.8万台、トヨタ自動車グループは同2.1%増の1038.6万台で3位となった。
VWグループのグローバル販売台数は、VWの乗用車ブランドが前年比4.2%増の623万台だった。アウディが同0.6%増の187万台、シュコダが同6.6%増の120万台、セアトは同14.6%増の46万台、ポルシェが同3.6%増の24万台となった。
地域別のVWグループの販売台数は、北米向けが同4.0%増の97万台、南米向けが同23.7%増の42万台とプラスだった。欧州向けは同3.3%増の430万台と増加したが、ドイツ国内では同0.4%減の129万台となった。反対に中東欧向けは同13.2%増の65万台だった。中国は同5.1%増の398万台と台数が拡大した。
ルノーは前年比8.5%増の376万台、ルノーとダチアの両ブランドで過去最高の販売記録を達成した。日産自動車は前年比4.6%増の581万台だった。地域別では米国で同1.9%、中国で同12.2%増と販売を伸ばした。インフィニティブランドは同7%増の24万台だった。
三菱自動車のグローバル販売台数は前年比10%増の103万台とプラスだった。中国では「アウトランダー」の需要が好調で同56%増の12万台、ASEANでは「エクスパンダー」の発売により同17%増の24万台に増やした。
アライアンス全体の電気自動車(EV)のグローバル販売台数は同11%増の9.1万台だった。2017年に発表した「リーフ」はグローバルで4万台以上を受注し、日本で1.3万台、米国でも1.3万台、欧州で1.2万台を獲得している。ルノーブランドでもEVの販売台数を伸ばし「ゾエ」は前年比44%増のプラスだった。また、2017年には商用車タイプのEV「マスターZ.E.」を発表し、ゼロエミッション商用車のラインアップを拡充した。
トヨタ自動車は前年比1.7%増の938万台、ダイハツ工業は同4.7%増の81万台だった。
世界販売(万台) | 前年比増減率(%) | |
---|---|---|
VW | 1074.1 | 4.3 |
(VW乗用車) | 623.0 | 4.2 |
(アウディ) | 187.8 | 0.6 |
(シュコダ) | 120.1 | 6.6 |
(セアト) | 46.8 | 14.6 |
(ポルシェ) | 24.6 | 3.6 |
ルノー日産 | 1060.8 | 6.5 |
(ルノー) | 376.2 | 8.5 |
(日産) | 581.6 | 4.6 |
(三菱) | 103.0 | 10.0 |
トヨタ | 1038.6 | 2.1 |
(トヨタ) | 938.4 | 1.7 |
(ダイハツ) | 81.7 | 4.7 |
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