航空機設計企業が採用したクラウド版の産業向け設計ソリューション:製造IT導入事例
ダッソー・システムズは、同社のクラウド版産業向けソリューションエクスペリエンス「エンジニアド・トゥー・フライ」を、チェコの航空機設計企業BRM Aeroが採用したと発表した。
フランスのダッソー・システムズは2017年11月15日、同社のクラウド版産業向けソリューションエクスペリエンス「エンジニアド・トゥー・フライ」を、チェコのBRM Aeroが採用したと発表した。
BRM Aeroは、ウルトラライトプレーン(超軽量動力機)やライトスポーツエアクラフト(LSA)の開発を手掛ける。今回、航空機「Bristell」の機体構造の設計と開発を効率化するため、エンジニアド・トゥー・フライを採用した。
同ソリューションは、板金パーツのサーフェスの折り曲げや展開用の3Dモデル、シミュレーション機能を備える。導入により、BRM Aeroは具体的なコンセプトの検討や複雑な形状の策定、それらが製造可能であるかの確認ができるようになる。
また、1つの環境下において開発チーム全体でリアルタイムにデータ連携が行え、サイクルタイムの短縮に加え、開発の後期段階で発生する修正が減り、データトレーサビリティーの確保や知的財産の保護も可能になる。
BRM Aeroでは、エンジニアド・トゥー・フライで板金部品を開発するようになってから、航空機の製造と組み立ての進行がスムーズになったとしている。
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