米ゼブラ・テクノロジーズは、製造業の今後5年間の展望に関する「製造業ビジョン調査2017」を発表した。調査対象企業の3分の1以上がスマートファクトリーの導入を検討しており、その件数は2020年までに2倍になる見通しだ。
米ゼブラ・テクノロジーズは、製造業の今後5年間の展望に関する「製造業ビジョン調査2017」を発表した。同調査は、自動車やハイテク、食品、飲料、たばこ、製薬といった企業の幹部1100人を対象とし、聞き取りおよびオンライン上のアンケートによって世界規模で実施した。
調査によると、調査対象企業の3分の1以上がスマートファクトリーの導入を検討しており、スマートファクトリーの件数は2020年までに2倍になる見通しだ。
また、全体の23%が10カ所以上のステージゲートの設置を予定している。最新技術の導入としては、48%がRFID(Radio Frequency Identification:電波を用いてRFタグの情報を非接触で読み書きするシステム)を利用予定、53%がリアルタイム位置情報システム(RTLS)を検討している。
成長面では、調査対象全体の46%が、オペレーション全体における可視性の向上が成長につながると考えている。収益増加を期待しているのは88%。さらに44%が前年比5%以上の成長を見込んでいる。
その他、50%が流動的な市場ニーズに適応できる柔軟性をビジネス戦略として最重視しており、58%がサプライヤーの品質を問題視していることが分かった。
スマートファクトリーがいよいよ現実解へ、期待される「見える化」の先
日本版第4次産業革命が進化、製造含む5つの重点分野と3つの横断的政策(前編)
「第4次産業革命」に抵抗感? 調査で分かった日本の製造業の本音
第4次産業革命って結局何なの?
第4次産業革命が生みだす「つながる産業」、3つのWGが目指すもの(前編)
日本が描く産業の未来像「Connected Industries」、世界に発信へCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
製造マネジメントの記事ランキング
コーナーリンク
よく読まれている編集記者コラム