福島県に新生産棟建設、無線通信機器などの生産規模を約2倍に増強:工場ニュース
三菱電機は、福島県郡山市の「コミュニケーション・ネットワーク製作所郡山工場」に生産棟を建設する。これにより、今後需要拡大が見込まれる光通信/無線通信機器や、映像監視システムの生産規模が約2倍に増強する。
三菱電機は2017年10月10日、福島県郡山市の「コミュニケーション・ネットワーク製作所郡山工場」に生産棟を建設すると発表した。2018年10月に稼働を開始する。
投資金額は約26億円。建築面積は約3800m2、延床面積は約7600m2だ。新生産棟では、光通信機器、無線通信機器、映像監視システム(ネットワークカメラ)を主に生産する。
三菱電機は今回の生産棟新設により、今後需要拡大が見込まれる光通信/無線通信機器や、映像監視システムの生産規模を約2倍に増強。さらに、IoT(モノのインターネット)機器を活用した生産効率化に取り組み、事業拡大を目指す。
生産棟の完成予想図
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