Khronos Groupは、2D/3DグラフィックスAPI「OpenGL」の最新版「OpenGL 4.6」を発表した。AMD/Intel/NVIDIAによって作成されたARBやEXT拡張機能や、SPIR-Vシェーダを取り込む機能を持つコアに統合している。
Khronos Group(Khronos)は2017年7月31日、2D/3DグラフィックスAPI(アプリケーションプログラミングインタフェース)「OpenGL」の最新版「OpenGL 4.6」を発表した。Khronosの会員企業のAMD/Intel/NVIDIAによって作成されたARBやEXT拡張機能や、SPIR-Vシェーダを取り込む機能を持つコアに統合している。
SPIR-Vは、Khronosが仕様策定した並列計算/グラフィックスの中間言語だ。コンテンツ制作者は、SPIR-Vによってシェーダのオーサリングや管理パイプラインを簡素化し、ソースシェーディング言語の柔軟性を高めることができる。
今回発表されたOpenGL 4.6は、コア仕様にSPIR-Vシェーダを取り込むためのサポート機能を追加。OpenGLへの実装において、SPIR-Vシェーダが広くサポートされることが保証されている。
主な新機能としては、OpenGLのSPIR-Vサポートを標準化するGL_ARB_gl_spirvおよびGL_ARB_spirv_extensions、ジオメトリ/バッチ/レンダリングに関連するCPUオーバーヘッドを削減するGL_ARB_indirect_parametersおよびGL_ARB_shader_draw_parameters、レンダリングシャドーに関係する共通のビジュアル・アーティファクトを抑制するGL_EXT_polygon_offset_clampに基づくGL_ARB_polygon_offset_clampなどが追加された。
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