ランスタッドが「エンプロイヤーブランド(企業魅力度)」について、日本の調査結果を発表。最も働きたい企業の総合1位に「日清食品ホールディングス」が選ばれた。
ランスタッドは2017年2月16日、「ランスタッドアワード2017〜エンプロイヤーブランド・リサーチ〜」の日本の調査結果を発表した。
調査対象は、18歳から65歳までの日本人男女約2500名。同調査は「エンプロイヤーブランド(企業魅力度)」を測る世界最大級の調査で、日本の調査では調査対象の220社について「社名を知っているかどうか」と「その企業で働きたいかどうか」を尋ねている。
調査の結果、「日清食品ホールディングス」が、初めて総合1位にランクインした(昨年7位)。同社は「女性」「25〜44歳」で働きたい企業の1位となったほか、学歴別の「短大・専門学校卒」「大卒以上」でそれぞれ2位を獲得している。
総合2位には「トヨタ自動車」(昨年4位)が選ばれ、初のトップ3入りを果たした。同社は、特に男性からの支持を獲得している。昨年1位だった「サントリーホールディングス」は今回3位。5年連続トップ3入りとなった。同社は、学歴別の「大卒以上」で働きたい企業の1位に選ばれている。16位の「資生堂」と18位の「ニコン」は、初のトップ20入りとなった。
「海外企業部門」では、昨年2位だった「アマゾンジャパン」が、2013年以来4年ぶりに1位になった。2位は「ジョンソン・エンド・ジョンソン」(昨年5位)。3位には製薬会社の「MSD」がランクインしている。
今回から、勤務先として最も魅力ある企業の「業界別」ランキングも実施された。
例えば「建築・不動産・住宅」では「TOTO」、「化学・医薬」は「花王」、「資材・素材」は「ブリヂストン」、「機械・輸送用機械」業界では「トヨタ自動車」、「電気・精密機器」は「パナソニック」がそれぞれ1位に選ばれている。総合1位の「日清食品ホールディングス」は「一般消費材」業界の1位に選ばれた。
また、ランスタッドの選出による、革新的な技術やサービスで社会に新たな価値を提供する「注目企業」も発表された。1位が「グーグル」、2位「楽天」、3位が「Apple Japan」という結果だった。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.