ザイリンクスは、「オートモーティブワールド2017」内の「第9回 国際カーエレクトロニクス技術展」において、先進運転支援システムや自動運転向けのソリューションを展示する。高性能・高集積・低消費電力のデバイスによって、車載システムのコネクテッド化や差別化をよりスマートに実現するとしている。
ザイリンクスは2017年1月12日、「オートモーティブワールド2017」(2017年1月18〜20日、東京ビッグサイト)内の「第9回 国際カーエレクトロニクス技術展」において、先進運転支援システムや自動運転向けのソリューションを展示すると発表した。高性能・高集積・低消費電力のデバイスによって、車載システムのコネクテッド化や差別化をよりスマートに実現するとしている。
ブースでは、プログラマブルSoC「Zynq UltraScale+ MPSoC」を使用し、畳み込みニューラルネットワークによる深層学習(ディープラーニング)のデモンストレーションを行う。歩行者検出用の組み込みコンピューティングプラットフォームとして、初めて同製品を使用する。
この他にも、エコシステムに参加している企業と共同開発したシステムも紹介する。ドライバー監視システムでは、リアルタイムの機械学習を用いて頭部とまぶたの動きを追跡するとともに、視線を測定することにより、ドライバーの注意力や覚醒状態を正確に検出する。
イーサネット-AVBを使用したマルチカメラシステムは、複数のカメラのフュージョンを行い、画像処理やゆがみ補正を実現。また、サラウンドビューシステムとして、車両の三次元表示をスムーズに切り替える様子も実演する。さらに、従来のミラーをカメラとディスプレイで置き換えるシステムも紹介する。
| 会期 | 2017年1月18日(水)〜20日(金) |
|---|---|
| 時間 | 10:00〜18:00(20日(金)のみ17:00に終了) |
| 会場 | 東京ビッグサイト |
| ブースNo. | E35-38 |
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