日本精工は、同社の持分法適用会社NSKワーナーがメキシコで自動車用自動変速機向け製品の新工場を設立すると発表した。新工場設立により需要拡大への対応、現地生産化によるコスト競争力の追求と納期短縮を目指す。
日本精工は9月20日、同社の持分法適用会社NSKワーナーがメキシコで新工場を設立すると発表した。自動車用自動変速機向け製品(クラッチアセンブリ)を生産する新工場は、2017年7月の操業開始を予定している。
新工場はメキシコ、グアナファト州シラオ市に設立され、敷地面積は約5万m2、建築面積は約1万m2になる。投資額は約20億円。2017年7月の操業開始時は約30人の従業員で稼働し、2019年には約120人まで増やす計画だ。
NSKワーナーの海外生産工場は、中国、インドネシアに続き3カ国目。北米では自動車市場が拡大しており、自動車用自動変速機の需要が高まっている。さらに自動車の低燃費化による自動変速機の技術高度化が進み、自動変速機の効率向上に貢献する同社製品の需要が高まっているという。同社グループでは、新工場設立により需要拡大への対応、現地生産化によるコスト競争力の追求と納期短縮を目指す。
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